業者選びは慎重に

いざ建物のメンテナンスを依頼しようと思っても「どこに頼めばいいかわからない」「どこに頼んでも同じだろう」と考えていませんか? 建物のメンテナンスでは、業者選びが重要なカギになります。信頼できる業者を選んで、無用なトラブルを回避しましょう。

よくある業者トラブル事例

業者の対応が悪い

電話や接客の対応が悪い、態度が投げやりな業者は、それだけで不信感が湧きます。

入居済みテナントから苦情が来る

ビルの改修・修繕工事を行う際、業者側の入居済みテナントへの配慮が欠けていると、テナント側の仕事や営業に支障が出る恐れがあり、苦情につながる場合があります。ビル改修・修繕工事は、オーナー様だけでなく入居済みテナントにも配慮しなければなりません。

いきなり追加費用を請求される

施工していく中で追加工事が出た場合に、説明もなく施工し、当たり前のように請求してくる業者がいます。説明不足によるトラブルは意外と多く聞かれます。

業者とコミュニケーションが取れない

工事の内容や進捗についてもっと知りたいのに説明が少ない、質問の回答が遅くて不安だと感じるケースもよく見られます。

信頼できる業者のポイント

業者が保険に加入している

どんなに安全を第一に工事を行っていても、不測の事態が起きる可能性はあります。保険に加入していない業者は万が一の際の責任が果たせない恐れも。

自社施工である

工事を下請けに丸投げしている業者の場合、伝達不足のために打ち合わせでの希望が反映されていないことがあります。また、その下請けの社員教育が浸透していない場合もあり、それが工事品質の低下を招くこともあります。打ち合わせから施工、アフターメンテナンスまで一貫対応している業者を選ぶべきでしょう。

アフターメンテナンスを実施している

工事終了後は、お客様のほうから不具合をいってこない限り一切連絡をしない業者も少なくありません。優良業者は、工事後も積極的に連絡をとり、その後の補修の必要性の有無を確認してくれます。

見積書に不明なところがない

建物の工事には専門用語が多く、一般の方にとってはそれが何を意味するのか、適正な価格なのか判断するのは難しいものです。見積書などの価格で不明部分がなく、説明をきちっとしてくれる業者を選ぶようにしてください。

検査体制が整っている

工事が適切に行われているか、お客様の目でもチェックできる検査体制があるかどうかも重要なポイントになります。

建築施工管理技士がいる

建築施工管理技士とは、建築工事の現場監督をするために不可欠な資格です。この資格を持っている人の有無や人数は、その業者の能力がどの程度なのかを見極めるポイントになります。

建設業の許可を取っている

建設業許可とは、元請・下請けを問わず建設工事を請け負う営業をしても良いという許可のことをいいます。軽微な工事を除き、この許可を取得していなければ工事はできません。

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